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近頃、ボデーショップレポートの広告やYouTube、InstagramなどのSNSでもよく見るようになったUVパテ(紫外線硬化型パテ)。
「便利そうだけど、なんだか不安…」「昔使ったけど、イマイチだった」という方もおられると思います。
でも実は、最近のUV製品はとても高品質で使いやすくなっています。そこで今回は、UVパテや照射器に対するよくある不安についてご説明します。
UV硬化塗料は危険って、本当?
「最近、UVパテやUVサフェーサーなどのUV硬化型塗料やUV照射装置など、UV(紫外線)関連商品が沢山発売されているな」とお感じの方も多いと思います。
中には、「”また”出てきたのか」とお感じの方もおられるのではないでしょうか。
UV(紫外線)硬化技術が産業界に登場したのは1960年代と意外と古いのはご存じでしょうか。
現在ではコーティング、印刷、接着、歯科治療、造形など様々な用途で使われている、かなり身近な技術です。
ご存じの方もおられるように、自動車補修業界でも、かなり以前からUV硬化技術を使った製品(あるいは可視光パテなどの光硬化型商品)はありました。
しかし実用性や安全性に課題が多かったためか、残念ながら自動車補修業界に根付いたとは言えない状態です。
それどころか、UV (紫外線)と聞くだけで、「危険だ」とか「使い物にならない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
UV(紫外線)が危険だとおっしゃる方の中には、2通りいらっしゃるように思います。
皮膚の老化や皮膚がんなど、一般的な紫外線のリスクを前提に危険性を感じておられる方。
そして、以前水銀バルブ(水銀灯)を利用したUV照射器を使っていたことがあり、「目がゴロゴロして非常に痛かった」とか「真っ黒に日焼けしたようになった」という体験をお持ちの方です。
UV照射器(紫外線)に不安をお持ちの方へ
現在はLED型のUV照射器が主流となりましたが、少し前まで、UV照射器といえば水銀灯でした。
水銀灯を使用したUV照射装置は非常にパワフルで硬化時間も圧倒的に短いのですが、特性のひとつに「幅広い波長の光を放出する」という点があります。
波長が幅広く人体に対する危険性が高い波長の紫外線(UV-C)も含まれているため、使用時には保護メガネ・保護面などにより防護対策は万全にしなければいけないのです。
水銀灯を使用したUV照射装置には、非常にパワーが有り硬化時間も圧倒的に短いというメリットがありますが、人体に対する危険性があること、起動に時間がかかる・耐久性が低いなどの使用上の不便さ、そして水銀を取り巻く社会環境の変化(製造や廃棄等の規制)などから、新規販売は減っているように思います。
現在主流のLEDタイプは、照射器から出る波長がかなり狭いため比較的安全で、起動の速さ・取り回しの良さなどの使い勝手もよくなっています。そのため、昔の(=水銀灯の)UV照射器のイメージをお持ちの方ほど、UV照射器の進化に驚かれると思います。
UVパテの品質に不安をお持ちの方へ
UVパテについては、「UVパテが硬くなりすぎて研げなかった」とか、「UVパテが剥がれた」「缶に入れて保存しておいたUVパテが勝手に固まってしまった」などの話もよく聞きます。
もしそれが昔の製品に対する評価であれば、この瞬間に忘れてしまってください。
現在では国内外の多くの塗料メーカーで開発が進んでおり、環境や安全に配慮した上で確実で高品質な仕上がりをもたらすものが多くなっているからです。
たとえば、海外の塗料メーカーでは、日本の自動車補修業界での外資系塗料メーカーTOP3であるAkzoNobel(アクゾノーベル/シッケンズ)、BASF(R-M)、Axalta(アクサルタ/クロマックス)がUVサフェーサーを発売しており、国内メーカーではイサム塗料がUVパテを発売しています。
技術は日進月歩であり、以前の製品が持っていた欠点はどんどん克服されています。
一方、それが最近の製品に関する評価であれば、次の事情が考えられます。
- 特定メーカーのUVパテ(UV塗料)だけが持つ特性(特徴、欠点)
- UVパテの施工に慣れていない(溶剤パテと同じように取り扱った)ために起きるトラブル
- UV照射器とUV塗料の相性がよくなかった
UV塗料はUV照射器以上にメーカーごとの特徴が出るため一概には言えないのですが、上記を見直すことで、パテの取り扱いの難しさや施工不良などは解決できるケースが多いです。
もし今お困りの現象がおありでしたら、弊社製品でも他社製品でも構いませんので、是非グローバルスズキまでお問い合わせください。
最後に
紫外線硬化技術(UV硬化技術)自体は半世紀以上昔からある身近な技術であること、自動車補修業界でも技術的に優れた製品が増えてきたこと、UV照射器もUVパテも不安点がかなり解消されていることなどをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
我々はカナダ製のハイエンドブランド「spectratek(スぺクトラテック)」のUV照射装置や、UV硬化型パテ「NUVA」シリーズを販売している会社なので、自社取扱製品に絶対的な自信がありますし、当然ながら自社製品を普及させたいと思っています。
しかしそれ以上に、日本の自動車補修業界に正しくUV(紫外線)硬化技術を広く普及し業界の生産性の向上のお手伝いをしたいと思っています。
自らのお仕事で生産性を上げる事に興味がない方はいないと思います。
この記事により、皆様が感じておられる漠然としたUV(紫外線)に対する不安が少しでも解消できていればと思います。
私は、日本でUV硬化技術の正しい、広範囲な普及を願っています。皆様の事業に革命的な変化をもたらす事になるUV(紫外線)効果技術を正しく知って頂きたい。本ブログが、皆様がUV硬化技術の利用に踏み出す一助となる事を願ってやみません。
この投稿のタグ:#UV硬化技術
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