皆様、カセットコンロをご存知だと思います。私も使っていますが便利な物ですね。
このカセットコンロのガスカートリッジですが、口の部分に切れ目があることに気が付かれていると思います。

 カセットコンロのボンベは横にした状態で使用しますよね。その時この切れ目が上に向くようになっています。
これはガスカートリッジの中にL字型のパイプが通っているのですが、正しく横にした状態では液体状のガスの液面より上にパイプの先端が出るようになっており、液体ガスを送る事無く気化したガスのみをコンロの火口に送る為だそうです。

 即ち我々のガスカートリッジもそうですが、ガスカートリッジは本来使用する状態である上向きにしなければ液状のガスがカートリッジから出て、火口の所で一気に気化し、その結果炎が長く伸びて出て、非常に危険になるのです。

 しかし、GAS Glass Primer.のカートリッジの中のプライマー成分は液ガスより比重が重いため、最初はカートリッジを常時上に向けて使用していると、プライマー成分が常時安定して出ず、効果にバラツキが出る恐れがありました。
 ご使用いただいている皆様は、バーナーの火口に白い粉(微細なシリカの粉末)がついているのをご覧になった事があると思います。これはプライマー成分の一部がバーナーに付着するために現れるのですが、現行品のガスカートリッジを上に向けている状態で1本使い切った時の白くなり方と、開発初期品のガスカートリッジを逆さまにセットして5分の1程度しか使用していない時の白くなり方が同じような感じでした。

 即ち、ガスカートリッジを下向けの逆さまにセットした場合、プライマー成分は最初の方に出てしまい、中盤以降は単に火炎で炙っているだけになり、効果がそれほど出なくなります。
 皆様の中にも最初は上手く行ったが、だんだん上手く行かなくなったという方がいらっしゃるかも知れません。

「ガスカートリッジを上に向けてセットし、しかも安定してプライマー成分を出す。」
実はこれは大変難しい取組になるのでした。

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